みなさんの通勤時間は長いほうですか?
「通勤時間が短い」という人のほうが珍しいかもしれません。
人によっては片道で1時間ほど通勤時間にかけている方もいると思います。
では、この通勤時間を無駄と考えますか?
私も通勤時間は長いほうでしたが、無駄と感じるまでに1年ほどかかりました。
一度考え出すとものすごく無駄に感じてきます。
実際に通勤時間を有効活用できている人はかなり少ないはず。
今回は「通勤時間が長いのは無駄なのか?』『時間を無駄にしないための方法を解説』について紹介していきます。
目次(もくじ)
基本的には無駄しかない
通勤方法は様々ですが、通勤時間に何かしているという方は少ないです。
何もしていない時間となると、無駄でしかないわけです。
ただ、毎日のことなので通勤時間を無駄と考える人も少ないと思うので、少し分かりやすく説明していきます。
年間で20日間、無駄にしている
通勤時間を年間で考えると、どれだけの時間を通勤に使っているかが分かりやすくなります。
・片道1時間の場合(年間休日が120日で計算)
往復で2時間、年間だと何と490時間にもなります。
かなりの時間ですよね。
日数だと20日間ほどを通勤時間に使っていることになります。
片道が30分でも年間で245時間、日数で10日間を使っています。
こうやって見てみるとどうでしょう?
毎日、何気なく通勤しているだけで相当な時間を無駄にしていることが分かります。
通勤時間が与える悪影響
通勤時間が長いと無駄にしているということは分かってもらえたと思います。
では、悪影響は時間の無駄だけかというとそれだけではありません。
他にも紹介していきます。
①睡眠不足
通勤時間が長いと帰宅時間が遅くなり、朝も早く起きなくてはいけません。
通勤時間が短い人と比べて就寝が遅くなり、早起きしなくてはいけなくなるので、睡眠時間も短くなってしまいます。
睡眠不足になると免疫が弱まり、様々な病気のリスクが高まってしまいます。
また、ストレスも溜まりやすくなってしまうため体重の増加などの健康リスクにも繋がります。
人にとって睡眠は身体のバランスを取るために必要不可欠なことです。
1日の睡眠時間の理想は『7時間』です。
また6時間よりも短い場合には病気のリスクも高くなり、うつ病を発症する可能性も高くなります。
睡眠時間が短いのは考えている以上に様々なリスクを伴うものです。
②ストレス
地方で電車やバスが空いているならば、ゆっくりと通勤ができてストレスは少ないと思います。
しかし、都心部など通勤時に混んでいる交通手段であればストレスはかなり大きくなります。
通勤でストレスを感じてしまうと仕事を始める時には、すでに疲れ切ってしまっていますし、帰りも同じだけの時間をかけるため仕事と通勤のダブルで疲れてしまいます。
③会社へ行きたくなくなる
通勤時間が長いことでストレスが溜まり、会社へいきたくなくなることがあります。
通勤で疲れてしまうことからモチベーションが低下するため最終的には『会社に行きたくないな』という事態が起きてしまいます。
無駄と感じるなら環境を変える
もし、通勤時間を無駄と感じたなら、環境を変えてみるのも1つの手です。
ここでは2つ紹介していきます。
①引っ越して時間短縮
持ち家なら難しいですが、賃貸であれば職場の近くに引っ越すのも良い方法です。
初期費用や引っ越し費用はかかってしまいますが、通勤時間を30分削れれば年間で10日間分の時間を確保できます。
だいたいの企業では有給休暇が年間10日間ほどなので、有給休暇と同等の時間が手に入ると考えれば高い出費ではありません。
②支店があれば異動願いを出す
いま勤めている会社に支店があるのであれば、自宅から1番近い支店への異動願いを出してみましょう。
家が賃貸ではなく持ち家の場合には引っ越すことも難しいため、1度異動願いを出してみるのも1つの手です。
③転職して時間短縮
今の職場に満足していないのならば、転職をして通勤時間も短縮できれば一石二鳥です。
引っ越しに比べるとハードルは上がるので簡単にできるものではありませんが、『今の仕事に満足していなくて通勤時間も長い』と感じているのであれば思い切って転職も視野に入れてみてください。
通勤時間を無駄じゃないものに変える方法
通勤方法は主に徒歩、自転車、車、電車、バスの5つに分けられます。
この中で電車、バスでの通勤であれば有益な時間に変えることも出来ます。
徒歩、自転車、車は自分で移動しないといけないため何かをしながらは危険です。
電車かバスでの通勤であれば、移動中に何かをしながらというのが可能なのでいくつか紹介していきます。
①仕事の準備
例えば、その日にやるべき業務のToDoリストを作成したり、朝スムーズに仕事が開始できる準備をしておけば出社後に素早く業務に取り組むことができます。
一番、効率の良い時間の使い方ですね。
②勉強にあてる
取得したい資格があったり、これからの業務で必要なことがある場合には通勤時間を勉強の時間にあてましょう。
他にも英語を勉強したり、自分の範囲を広げてくれることにも通勤時間を利用すれば有意義な時間になります。
③趣味でリラックス
通勤自体がストレスにはなっていないけど、何もしていない場合は音楽を聴いたり、読書をしたりと自分の趣味に使ってみてください。
今までは帰宅してから行っていたようなことを通勤時にも行えるのであれば、有意義な時間が増えることになります。
私が通勤時間を無駄と感じた時と対処したこと
私は通勤時間に片道1時間かけていたことがありました。
車通勤だったため運転中は音楽を聴くことぐらいしかしておらず、往復で2時間なにもしていない状況でした。
8時30分の始業でしたが、渋滞などの可能性もあり毎日7時には家を出ていました。
残業も多い会社だったので家に帰るのは24時を回ることも多く、毎日、家に帰ってからも食事を済ませてシャワーを浴びるということしかできず、家と会社の往復という日々でした。
約1年ほど何も考えずに通勤していましたが、ある日、計算してみると『年間で20日間』を通勤に使っていることが分かり恐怖を感じました。
『この20日間あれば何ができただろう』そう感じた私は職場の近くに引っ越すという判断をしました。
通勤時間は15分ほどになり、朝も8時に出れば間にあうし、帰ってから自分の使える時間が増えました。
私の場合は転職ではなく、『住む場所を会社の近くに移す』という解決策をとりましたがこれは成功だと感じました。
時間が増えれば心にも余裕が生まれますし、充実した生活を送りやすくなります。
まとめ
今回は「通勤時間が長いのは無駄?時間を無駄にしないための方法を解説!」について紹介していきました。
結論として、通勤時間は無駄ですが利用する方法もあり、完全に無駄と感じる場合は環境を変えてしまうということです。
私は地方で働いていたので、車通勤でした。
その時は片道で1時間ほどかけていましたが、1年ほどしてから片道が15分ぐらいの場所へ引っ越しました。
もともとは朝も7時前には家を出て、残業があれば帰宅するのは24時を回るなど長い期間の時間を無駄にしていました。
引っ越すのはお金もかかりますし、ためらっていたのですが引っ越してからは朝も帰宅後も以前より1時間半も時間が出来たのです。
これは、体感するとかなり違うもので有意義な時間が増えて心に余裕もできました。
環境を変えるとなると、すぐには難しいですが、通勤の時間を仕事や勉強の時間にあてることは明日からでも可能です。