20代も後半に差し掛かると、新卒で入社してから5年ほどが経ち、経験も積んできている分仕事に対しての悩みも増えてきます。
人間関係、昇進、役職など、おそらく働いていく人生の中で一番悩み、今後の人生について考える時期になっているはずです。
今回は20代後半が仕事に対して抱く悩みや解決方法をお伝えしていきます。
もっとも多い悩みは将来の不安
漠然と将来に対して不安を感じる人も多いと思います。
今の仕事を一生続けるのか?
このまま働いていてお金に不自由することはないのか?
主にこの2つだと思いますが、2つとも将来に対する不安です。
このまま30代に入れば、転職や新しいことを行動に移そうと考えても難しくなっくるのは分かっているはずです。
だからこそ20代の後半はもっとも不安を感じやすく、悩みも多くなってしまいます。
他の悩みも紹介
①年収が上がらない
20代後半に差し掛かると、毎年の昇給金額や今後の昇進の可能性などが見えてきます。
そうなってくると、自分の年収の上がり方もわかってきます。
新卒で入社した時には「働いていれば年収は上がっていくもの」という考えがあり、あまり深くは考えていないと思いますが、年数が経つことでだんだんと年収が思ったほど上がらないということが現実に見えてきます
②なかなか昇進できない
創業年数の長い企業であれば年功序列が多いです。
社員数が多ければ当然、役職に上がれる人数は限られているため全員が役職につけない可能性も高いです。
定年まで平社員で働き続けることもありえますし、実力主義の企業であれば後輩に抜かされてしまうこともあります。
③人間関係
20代後半であれば後輩も増えてきて上司もいる状況になるため、今まで以上に板挟みになることが増えてきます。
特に自分よりも後で入社した人が先に役職について上司になってしまうと、仕事もやりづらい状況になってしまいます。
さらに、もともとは人間関係が良好だったとしても仲のよかった先輩や上司が転職などでいなくなった場合や、新入社員や中途採用で入社してきた人などと上手くいかない場合もあります。
④仕事内容
今の仕事を一生続ける自信や楽しさはありますか?
特に仕事内容に不満がなければ良いのですが、今の仕事にやりがいを感じなかったり、他にも挑戦してみたい仕事がある場合などは「このまま続けていていいのか」と悩みに変わってきてしまいます。
解決方法はある
悩みを色々と見てきました。
では、現状のまま「悩みを抱えた状態で働き続けるのか?」と考えると辛いと思いますし、あと30年以上と考えるとぞっとしますよね。
全てを解決できるわけではありませんが、少しでも状況を良くしていく方法を見ていきましょう。
①昇進して年収を上げる
毎年の昇給に関しては会社が定めているものなので、期待するのはやめましょう。
では、どこで年収を上げていくのかとなると昇進して役職につくしかありません。
しかし、役職につくには普通に働いていても難しいです。
やはり、上司から「次はこの人に任せよう」と思ってもらわなければいけません。
仕事を確実にこなすのも必要ですが、上司とコミュニケーションを取るようにしましょう。
仕事ができても、上司に好かれていなければ役職に推薦してもらうのも難しくなります。
日本の働き方特有かもしれませんが、1人の人間として好かれていなければ昇進して役職につくのも難しいものです。
②人間関係を良好に保つ方法
職場で「人間関係が上手くいかない…」と感じることは少なくありません。
色々な人が集まるわけですから、自分に合う人、合わない人がいて当然ですが、実際に辛いと感じる状況で仕事を続けるのは大変なものです。
この状況を変えるには自分の考え方を変える必要があります。
3つ紹介していきます。
①あくまで仕事の関係
学生生活と就職してからの人間関係で大きく異なる点は、友達と同僚です。
基本的に職場は友達を作る場所ではなく、一緒に仕事をしていく仲間です。
ここを割り切れずに友達として仲良くしようと考えていたら、言うべきことも言いにくかったり、「関係を崩すのは嫌だから…」と行動が社会人として正しくなくなってしまう場合があります。
あくまで仕事の関係と割り切ることで、持たなくてもいい感情を抜くことができます。
完全に仕事を一緒に取り組む同僚として見てしまえば、疲れることも減りますし仕事に集中することができます。
②比べない
職場の中には「必死で仕事をする人」「適度に力を抜いている人」「さぼる人」など様々なタイプがいます。
やはり自分が頑張って仕事をしているのに、さぼっている人を見ると嫌な気持ちになります。
同じように給料が発生しているわけですから、「自分はこんなに働いているのに」と感じて当然です。
しかし、比べ始めるとイラだちが強くなり自分の仕事にも悪影響が出てしまいます。
仕事をしているかしていないかは上司が見ています。
自分が頑張っていれば、昇進していくのは自分で「仕事にまじめに取り組んでいない人」はずっとそのままです。
③自分から発信する
今まで話したこともないのに苦手な人と決めつけていませんか?
必要以上に仲良くなる必要はありませんが、良い関係を築くことは仕事をスムーズに進めるために必要なことです。
私も経験があって、「初対面から、この人は苦手だな」と思い、必要以上には関わらないようにしていました。
しかし、苦手意識を持っていたため仕事もスムーズには進まないこともあり、少し自分から発信して関わりを持つようにしていきました。
そうすると思っていた人物像とは違い、良い関係を築けたことで仕事もさらに上手く回るようになっていきました。
過度に関わる必要はありませんが、決めつけで関わっていない場合は自分からの発信で近づくことで今までよりも仕事をしやすくなることもあります。
③転職する
今の仕事に対して不満のほうが多いのであれば転職をおすすめします。
年収や人間関係など、総合的にみて現状を維持し続けても何も変わらないのであれば転職して新しい環境で始めてみるほうが希望が見えてきます。
転職する場合には今の現状よりも良くなる会社を徹底的に探しましょう。
安易に転職してしまっては今よりも状況が悪化する可能性もあります。
まとめ
今回は「20代後半が持つ仕事に対する悩みとは?解決方法も合わせて紹介!」についてお伝えしていきました。
20代後半は一番、悩みが多い時期です。
今しっかりと考えて行動することで今後の人生が変わってきます。
今の状況を悩みに感じるのであれば仕事の取り組み方を変えてみましょう。
今までと同じように働いていれば悩みが消えることはありません。
「違う仕事をしてみたい」「この仕事をしたかったわけではない」というのであれば、転職も視野にいれてみてください。
何か悩みがあるのであれば、行動しなければずっと悩み続けることになります。
今、悩みを解決しておけば、仕事にも前向きに取り組めるようになります。