転職後は意外とストレスが溜まるものです。
私も転職した時は「早く仕事を覚えないといけない」、「人間関係も築いていかないといけない」などなど、ストレスの要因をあげるとたくさん出てきます。
転職後はストレスが溜まったり、悩んで当然なんです。
今回は「転職後のストレスと対処方法」について紹介していきます。
目次(もくじ)
転職後は悩んで当たり前
転職後は色々と悩むものです。
今までに長く同じ職場で働いていたのであれば尚更です。
もし、転職前の職場で悩んでいることが多かったとしても、長く勤めていれば環境には慣れているはずです。
毎日、惰性で働いていたとしても仕事自体には悩むほど難しいことはなかったりすると、人間関係が悪くても自分1人で仕事はできてしまいます。
しかし、転職すると1からのスタートです。
仕事も教えてもらわないといけないし、人間関係の構築も1からです。
ストレスが溜まって当然ですよね。
では原因と対処方法を見ていきましょう。
新しい職場に最初から不安をもっている
例えば前の職場環境が悪かった場合の転職だとどうでしょう?
転職に希望がある反面で「また、前と同じようになったらどうしよう…」と不安にかられるはずです。
辛かったり、嫌だったから転職したはずなのに、前の職場での記憶が強くついている場合は採用されて転職が決まった時には喜びしかありませんが、初出社日が近づくと不安になってきてしまいます。
対処方法
まずは働いてみないと何も分かりません。
初出社日が近づくと不安は大きくなってきます。
しかし、実際に働き始めてみないと何も分かりません。
働く前から不安になる気持ちがあって当然ですが、「すごく楽しい仕事かもしれない」、「人との繋がりが増える」など、新しい職場での良いことは色々とあるものです。
働き出してみたら楽しいことも起こるということを考えて出社日を待てば、自然とワクワクも生まれてきます。
環境が変わったから
同じ職種での転職だったとしても、会社によって働き方や方向性は違ってきます。
働いている人も違うので違和感を感じることもあります。
転職すると以前と比べてしまうことも多くあり、「この部分は前の会社のほうが良かったな…」など、前の職場での嫌だった部分より、良かった部分をより強く思い出してしまいます。
対処方法
これは単に慣れの問題が強いです。
誰でも新しい環境に慣れるには時間が必要です。
時間が経つにつれて、仕事にも職場にも慣れてきます。
早ければ1週間ほどで慣れますが、職場環境や自分次第で3ヶ月ほどかかる場合もあります。
まだ、転職して3ヶ月未満であれば少し様子を見ましょう。
この期間に「仕事が嫌だな…」と強く考えてしまうと逆効果でどんどんと悪い方向にしか向かわなくなってしまいます。
休日はなるべく出かけたり、人と会うことで紛らわしながら慣らしていきましょう。
新しい職場に馴染めない
職場の雰囲気だったり、人が以前と違うだけで馴染めないことはよくあります。
例えば職場の雰囲気が社交的ではなく、それぞれがもくもくと仕事を進める職場も多くありますし、社員同士の交流が仕事以外では全くないとなれば、馴染むのも難しくなってしまいます。
対処方法
できるだけ自分から交流していきましょう。
「仕事を覚えなくてはいけない」、「人間関係も構築しないといけない」この2つの同時進行は意外と難しいものです。
優先すべきは人間関係です。
もちろん最低限の仕事はこなさないといけませんが、人間関係さえ上手くいけば仕事に関する質問もしやすくなりますし、先輩や上司も「この子が聞いてくるなら丁寧に教えてあげよう」と思ってもらえるようになります。
やはり後輩で可愛げがあれば、先輩や上司も嫌な気はしません。
まずは仕事のしやすい環境作りをしていきましょう。
今までに経験したことのない職種
同じ職種の仕事であれば、新しい職場のやり方さえ分かってしまえば難なく仕事を進めることができます。
しかし、完全に異業種に転職した場合は1から仕事も覚える必要があります。
仕事を1から覚えていくことはストレスが溜まって当然です。
対処方法
異業種に転職したということは、どうしてもその仕事をしてみたかったはずです。
例えば新卒で初めて働きだした時のことを思い出してみてください。
仕事内容だけではなく、ビジネスマナーや社会人としての常識も覚えていかなくてはいけなかったはずです。
今回の転職よりもはるかに覚えることも仕事も大変だったはずです。
それに比べれば今は新しい仕事を覚えていくだけでいいので、本当は気分的にも楽なはずです。
新しい仕事内容は大変さもありますが、新しい知識が身についていくことは楽しいものです。
ある程度の仕事を覚えるまでは我慢の時です。
一定の仕事内容を覚えてから向き不向きを考えるのが良いです。
簡単に辞められない
転職してすぐに辞めるというのはあってはならないと思っている人は多いです。
その考えが余計にプレッシャーとなり、自らを追い込んでいく場合があります。
「せっかく転職できたんだし、辞めてはいけないし、辞められない…」こう考えてしまうと考えが止まらなくなってしまい、「辞めたい…」という気持ちが余計に強くなってしまいます。
対処方法
どんな仕事でも「辞められないことはない」と考えるようにしましょう。
逃げ道をなくして仕事に打ち込む人もいますが、逃げ道は必要です。
自分を追い込みすぎると、気持ちも滅入っていまい、仕事を覚えるどころではなくなってしまいます。
「もし、3ヶ月続けても慣れなかったら辞めよう」ぐらいの気持ちで大丈夫です。
あまりにも悩むなら、もう一度転職を
もし、転職が上手くいかなかった場合、もう一度転職をするという選択肢があることも覚えておいてください。
転職したから次がないと思う必要はありません。
ただし覚悟は必要です。
短期間で次の転職となると、面接は当然、通りづらくなります。
しかし、転職先で上手くいかなかった場合に身体を壊してまで無理に続ける必要はありません。
誰にでも仕事の合う合わない、向き不向きはあります。
しっかりと考えた上での再転職であれば大丈夫です。
逃げ癖はつけないように注意しましょう。
逃げ道はあっていいのですが、何か気に入らない点があった時、すぐに再転職という道ばかりを選択していると、どこの職場に行っても続かなくなってしまいます。
「逃げ道」と「逃げ癖」は別物です。
まとめ
今回は「転職後のストレス、対処法」について紹介していきました。
転職は「失敗できない」、「失敗したくない」という思いがプレッシャーになってストレスを生み出すものです。
いざ、転職が上手くいって働き始めたとしても今までとの環境の違いや人間関係で新たなストレスが生まれることもあります。
しかし、それぞれに対処法はあり、上手く対処していくことで今後の仕事も働きやすく続けていくことが可能になります。
転職には失敗もつきものです。
失敗した時は失敗した時で改めて転職先を探すという逃げ道も用意しておいてください。