どの職場にも上司に気に入られている人は存在します。
仕事ができる人だったり、仕事はそんなにできないけど気に入られていたりと様々ですが、上司に気に入られている人には特徴があります。
あなたが「出世したい」と考えているのであれば上司に気に入られることは必須条件になります。
部下を昇進させたり出世させるかは上司や役員が決めることで、上司の評価を得ていなければ役員に推薦してもらうことができません。
今回は
1・「上司に気に入られる人の特徴」
2・「出世への影響」
3・「気に入られるためにすべきこと」
この3つに分けて紹介していきます。
目次(もくじ)
気に入られる人の特徴6つ
①仕事をそつなくこなす
どのんな仕事を任せても「そつなく」「無難」にこなす人は評価も上がります。
上司からしても「〇〇さんに任せておけば大丈夫」と安心感があります。
自然と評価が上がることになり、出世に繋がります。
②気が利く
気が利くということは、周りがしっかりと見えているということになります。
管理職など社員を管理する人は全体を見渡す能力が必要です。
これは上司から見ても、「優先的にこの作業をしてほしい」と考えている時に、自分が言葉を発する前に読み取って行動する社員は自然と評価が上がるものです。
③コミュニケーション能力がある
出世をすると一般社員で働いていた時よりも、より多くの人とコミュニケーションを取る必要が出てきます。
上司から見て、愛想がなく、人とコミュニケーションを取らない人は出世させても上司や部下と上手くやっていけないと考えてしまいます。
④イレギュラー時の対応力
何かイレギュラーがあった時に対応できるかできないかは重要になってきます。
一般社員であっても、対応できる人とできない人に分かれますが、この時に対応ができる人は実質、管理職の仕事を1つできていることになります。
⑤一緒に働いていきたいと思わせる人
上司が「これからも一緒に働いていきたい」と思うかどうかが重要です。
先ほどの「仕事をそつなくこなす」も必要ですが、それだけではだめです。
例えば「人間的に可愛げがある」というのもかなり重要な部分で、仕事でミスをしたとしても、しっかりと謝罪ができて、可愛げのある人というのは周りからも気に入られるものです。
周りから好かれるのは重要な部分です。
⑥的確な意見を出せる
出世すれば、意見を出すことも必要になってきます。
もちろん的確な意見が必要になるため「感情論」などではなく「理論」として筋が通っていることが必要不可欠です。
上司から言われたことをただこなすだけではなく、自分で考え、良い方法があるならば提案していくことが一般正社員の時から必要になってきます。
上司に気に入られれば出世しやすくなる
仕事ができるのと出世は必ずしも比例するわけではありません。
実際に仕事ができる人でも出世できていないという人もざらに見てきました。
出世をするためには、いかに上司に気に入られているかが1番の要因になってきます。
上司も人間ですから、気に入らない人より気に入っている人を出世させようとしますし、何より自分が扱いやすい人のほうがいいわけです。
出世させるかは上司次第
部下を評価するのも上司の仕事です。
全てが上司のさじ加減できまるわけではありませんが確実に影響します。
上司も「気に入っていない人」より「気に入っている人」を出世させたいと考えます。
実際に役員へ昇進や出世の打診をするのは上司ですから上司次第な部分があります。
気に入られるためにすべきこと
①問題解決の能力を身につける
何か問題があった時や分からないことがあった時、すぐに上司に聞く人がいます。
もちろん、初めてのことや入社して間もない頃であれば問題はありません。
しかし、「できる人」というのは自分で問題を解決する能力を持っていたり、先に考えることをします。
最終的な判断をする場合には上司に聞く必要がありますが、聞きかたにも大きく分けて2通りあります。
1・「これはどうしたらいいですか?」
2・「私はこう動こうと思うのですが、どうでしょうか?」
この2つには圧倒的な違いがあり、1はただどうすればいいのか聞いているだけです。
2は自分で考えた上での最終決定を上司に求めている形になります。
上司から見て印象が良いのは確実に2になります。
意外と2をできる人は少なく、自分で問題を解決しようとした場合は、たとえ最終的な動きが間違っていたとしても高評価に繋がります。
②全体を見渡す
自分の仕事に集中することは大切なことですが、周りがどういう状況なのかは常に意識しておきましょう。
同僚がしている仕事の進捗などを注意して見ておけば、先にやらなければいけない作業も変わってきます。
優先順位をしっかりとつけることで、上司から「管理職もこなせるのでは」という評価を受けられることになります。
③ミスも分からないことも正直に
入社してしばらく経つと、ミスや分からないことがあった時に報告や聞くことを避けようとする人がいます。
「怒られたくない」という感情からですが、変に隠したりするよりも正直に上司と向き合ったほうが評価も上がります。
ミスがあった時には謝罪もしっかりとしましょう。
自分が何かミスをした際には迷惑をかけた方、全員に謝罪をします。
社会人として当たり前のことですが、意外とできない人は多く、謝罪をしっかりする人はそれだけで「許される」だけではなく「評価される」ことに繋がります。
正直に話せばいいことは確かですが、同じミスを繰り返していいわけではないので、次回からは気をつけていくことで評価を上げていきましょう。
④1つ上の仕事をする
出世したい場合には現在の階級よりも1つ上の仕事ができるように心がけましょう。
今、取り組んでいる仕事のみに集中していては上の仕事を任せてもらえることはありません。
自分の仕事よりも上の仕事をすることで、「この人は役職の仕事もできる」という評価に繋がります。
ただ言われたことや通常の仕事をこなしているだけでは、年功序列のシステムに乗って出世できるかどうか分からない状態で過ごすことになります。
出世するためには自分から進んで上の仕事を取りに行く必要があります。
⑤周りよりも少し早く出社する
たいしたことがないようにも感じますが、少し早く出社しているだけで上司からの印象は良くなります。
例えば周りよりも5分、早く出社しているだけでも印象は良くなり、仕事を始める準備も万全で挑めるわけです。
私がよく見てきたのは、始業が8時の会社で8時に間に合えばいいと思っている人たちです。
これは管理職など役職に就いている人から見れば、だめな社会人になってしまいます。
始業が8時ということは8時には仕事をスタートさせていなければならないということです。
8時にタイムカードを押せばいいということではないのです。
始業までに準備をできていないと捉えられ、仕事に対する姿勢が低いとも考えられるため評価は下がってしまいます。
⑥細かいアイデアでも発言する
普段、仕事をしていて気になることはありませんか?
これは仕事に関することだけではなく、職場環境も含みます。
例えば、「この作業は省いても問題ない。作業の時間短縮に繋がる」「この位置を変更すれば効率があがるのでは?」など、普段、仕事をしながら感じたり、考えることはあるはずです。
しかし、ほとんどの場合は「意見をするより、今のままのほうが楽」と考える人が多いため発言することは少ないはずです。
こういった細かい部分をアイデアとして発言していくことを上司は好みます。
「会社のこと、仕事のことを考えている」と捉えられるため高評価に繋がりますし、上に立てる人物として見られるようになります。
⑦可愛い部下を演じる
態度が悪かったり反抗的な部下より、素直で可愛らしい部下のほうが上司からしても印象はいいですし、仕事も教えようという気になるものです。
もし、普段が可愛い性格ではなかったとしても多少は上司に可愛がってもらえる部下を演じていきましょう。
まとめ
上司に気に入られる人には理由があり特徴があります。
自然と気に入られている人もいれば努力をしている人もいます。
もし、今、上司に気に入られていないならば何か原因があります。
「上を目指さない」と決めているのであれば、現状のままでも問題はありませんが、上司に気に入られることで働きやすい環境を作り出すこともできます。
会社に行っているだけで出世はできません。
働いている人が誰でも出世していけるわけではありませんし、あなたが「出世をしていきたい」と思う気持ちがあるのであれば努力をしていきましょう。