誰しも一度は『仕事辞めたい…』と思ったことはあるはずです。
私も何度思ったことか…
しかし、いざ仕事を辞めるとなると周りからも『甘い!』とか『仕事は我慢するものだ!』『ここを辞めてもどうせ他でも続かない!』
などなど、結構、厳しい言葉をもらいますよね…
そこまで言われてしまうと、『自分の考えが甘いのかな?』『我慢しなきゃしょうがないのかな…』と、いろいろ考えてしまいますよね。
では、実際に『仕事を辞めたいと思うことは甘い』のかを解説していきます。
目次(もくじ)
辞めたいと思う状況や理由による
結論から言うと辞めたい理由によります。
私自身は『辞めたい』と思ったら別に辞めても構わないと思っています。
理由が何であれ、したくもない仕事を続けるのは心身を病んでいく可能性がありますし、自分の時間がもったいないです。
しかし、状況や理由によっては我慢したほうが良い場合があるのも事実です。
詳しく見ていきましょう。
辞めたいと思う理由は『人間関係』が圧倒的に多い
仕事を辞めたいと思う人の圧倒的な理由は『人間関係』です。
1人でもくもくと行う作業でも職場には他にも人がいます。
休憩中や出勤、退勤時など、いくら顔をあわせる機会が少なくても人間関係が悪化することはあります。
特にチームや連携をとって進めるような仕事であれば人間関係というのはかなり重要ですね。
職場での疎外感であったり、上司による必要以上な言動や態度のきつさなど、自分ではどうにもできないことも多々あります。
こういった場合は自分の心身を守る為に早めの転職が良いと思います。
辞める以外の対処法として人間関係が悪くても業務上は支障がないから転職をしないという選択肢もあります。
転職をせずに人間関係から逃れる方法
これは当てはまる人に向けたことになります。
・会社の規模が大きく営業所が何ヶ所かにある場合
・会社の部署が何ヶ所かある場合
主にはこの2点になりますが、人間関係を同じ場所で良くしていくことはかなり難しいです。
私も経験がありますが、理不尽な上司や筋の通っていない人と話し合いをしても、まず改善はしません。
もちろん理解のある人であれば自分の行動を見直して改善してくれる人もいるはずです。
しかし、私の場合は改善されても1週間も経てばみんな元通りでした。
当たり前といえば当たり前ですね。
何十年も生きてきた人ですから、そう簡単には変わりませんし変えられません。
なので、同じ職場で人間関係をなんとかしたいのであれば、『部署移動』や『転属願』を出してしまうのが手っ取り早いです。
同じ会社でも部署や営業所が変われば人間関係もまた違ってきますし、今までの職場で積み上げてきたキャリアも無駄にはなりません。
ただ仕事内容に飽きただけなら、しばらく続けてみる
『いやいや、もうこの仕事面白くないんだよ』という人もいるでしょう。
職場にもよりますが、年数を重ねていけば任される役職や仕事も増えてきます。
部下ができた場合や責任のある仕事を任せてもらえた場合など。
最近の仕事がつまらなくて飽きてきたとしても続けていれば面白くなってくる可能性もあります。
例えば、いまから3年は続けてみるなど、少し期間を作ってからの転職でも遅くはありません。
辛ければ辞めても良い
いくら上司や周りから『そんなくだらない理由で』とか『我慢が足りない』など言われたとしても決めるのは自分ですし、自分の心身の状態は自分にしかわかりません。
いましている仕事が全てではありませんし、辞めたところで他にいくらでも仕事はあります。
実家があるなら、しばらくゆっくりしてもいいと思います。
結局は自分の人生ですし、進む道は人それぞれです。
他人の意見を真に受けて辛い道を何十年も続ける必要はありません。
特に人間の限界というのは分かりづらく、ほとんどの人は本当の限界が来る前に『もう限界だ』と口にします。
これでいいんです。
本当の限界までいってしまったら、すでに心身が壊れてしまっています。
心身が元気であってこそできるのが仕事です。
いまの仕事が全てではなく、自分に合う仕事や職場が必ずあります。
いまの仕事を辞めても後悔しないために
転職しても全てが上手くいくとは限りません。
場合によっては『前の職場のほうがマシだった…』と後悔することもあります。
それだけ転職は慎重になるべきです。
いまの状況よりも良くなる転職にしなければ、いまと変わらないどころか悪くなる可能性を秘めているのも転職なのです。
後悔しないためのポイントを2つまとめてみました。
結婚している人は要注意
結婚をしているということは世間一般的には家族を養っていく責任があります。
特に女性は安定を求めますから、ほとんどの女性は口に出さなくても転職には不安を感じるはずです。
いまの職場状況が見るからに悪く、転職先ではいまより良い条件なのであれば賛成してくれると思います。
しかし、先にしっかりと『転職しようと思う』という家族への相談は怠らないようにしましょう。
しっかり話し合いを進めていくことで女性の不安も解消されていきます。
この話し合いを飛ばして、自分勝手に転職をしてしまったら最悪、家族の関係悪化に繋がってしまいます。
何のための転職なのかをしっかりと考え、よく家族と話をしてから行動しましょう。
辞めようか悩んでいる状態
まだ辞めようか悩んでいる場合には勢いで辞めずにしばらく考える時間をおきましょう。
有給休暇を使えるのであれば、しばらくゆっくりしてみましょう。
心身を休めることで気持ちもリセットされて新たな気持ちで仕事にも向き合えるようになる場合もあります。
勢いだけで辞めてしまうと次の職場で上手くいかなかった場合には後悔ばかりが残ってしまいます。
仕事をなぜ辞めたいのか紙に書き出してみましょう。
例えばいまの仕事の嫌な部分、良い部分を書き出していくことで、『これぐらいなら我慢できるか』『やっぱり続けるのは無理!』というように自分の気持ちを客観的に判断しやすくなります。
まとめ
今回は『仕事を辞めたいと思うことは甘えなのか』を状況別に解説していきました。
結論としては仕事を辞めることは自分自身で決めて良いことなので、自分の気持ちを優先して決めましょう。
周りから『それぐらいの理由で?』と言われることもあるかもしれませんが、自分が置かれている状況や嫌なことは結局は自分にしかわかりません。
心身を病んでしまっては次の仕事もまともにできなくなってしまいますし、これから何十年と続く自分の人生を無駄にしてしまいます。
ただし、後悔のないようにするためには考えることも必要です。
『なぜ仕事やめたいのか?』をしっかりと自分に問いかけましょう。